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SHANK RIVET
2012.09.28 Friday | category:材料
これなんでしょう?

答えはシャンクを止めるリベットです。

今ではシャンクを中底に接着で貼り付け、その上にコルクを敷き詰めています。
当時、ボンドの精度が無い上に、過酷な状況下で使用するため、
靴の背骨の役割を担うシャンクを
リベットを用いて、ガチッとソール側に固定する方法を選んでいたのではないかと思ってます。
あくまで憶測です。間違っていたら、すいません。
これまで、数多くの靴・ブーツをバラしてきて、
正直、がっかりするものも多くありました。
その一つがリベットが単なる飾りとして打たれたものです。
外から見る限り、判断はできません。
シャンクリベットの構造を見たいと、ドキドキしながら、ソールをバラすと、
アウトソールのみにリベットが打たれていて、どことも噛んでいないのです。
シャンクを中底にボンドで接着して、コルクを敷き詰めます。
それに飾りリベットを打ったソールを貼ります。
ん?・・・
ディテールとして、アイキャッチが良く、分かりやすいディテールなのはわかりますが、
なんかもの悲しいと思ったものです。
私どもは修理もそれぞれ状態が違い、
それぞれに合わせて、加工しながら作業を行うので、
直す方でも、作る方でもなるべく意味のある形にはしたいと思っています。
せっかくやるなら、シャンクを貫通して止めて、菊割にします。
50年後、100年後にうちで加工したものを、
修理屋さんがバラした時に、おっ!!と思ってくれる事を想像して、ニヤニヤしながら、
菊割にするわけです。
目指すのこんな感じです。


この粗野な打ち方。。。すごい。
ある意味、正解です。
レザーソールも良し、
ビルトライトのハーフソールもあるし、
そろそろ、出来そうです。
